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解読されたコード 5 航星日誌 地球暦20140905

2014.09.05.Fri.11:00
3回目の昇華を終え、夕陽が示した値によって「公式」がより具体的になった社長は、


もう迷う事は無い。


と言う確信を持っていた。
そろそろ私(艦長)自身が忘れてしまいそうだ。
明確に言えるのは、これは本当に観た夢、なのだよ。

・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*

翌日、社長は今日もまた高層階の書店。
もちろん地図売り場に来ていた。

買わないのか?
その地図を。

いや、買ってはいけないのだよ。
この地図は。

特別なものだ。

そして今日も昨日と同じく、

フジコに見つかってしまった。

そしてまた、昨日と同じく社長は高層階のガラスを突き破り地表へ。

途中、同じくチューブの育毛剤を飲み下しながら。

そしてもちろん、
フジコが今日も呟く。

「その調子よ」

毎日がこれの繰り返し、
と思っていたのは、彼:社長自身しかいない事に社長はまだ気が着いていなかった。
それは、


4回目、5回目と繰り返すうちに、彼の姿はあの水生生物と同じように、殆ど無色透明。

時折キラリと僅かに虹色を見せる程度にまで「昇華」してしまっていたので、周囲の人々は社長の存在そのものに気付かなくなってしまっていたのだ。


「その調子よ」


今日もフジコだけが社長の行動を監視している。


・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*


これが限界だ。
もう5日も経った。

いくらインパクトがあった夢でももう無理だ。


だがしかし、

明確に覚えている事は2つ。


フジコは国家機関の諜報員で、社長が自らに課せられたと思い込んでしまった7回もの「昇華」と証する実は兵器実験を最期まで完了させる事ができるかを監視していた事が明かされ、

そしてその「兵器実験」を示すコードが、ラストシーンで解読されたコード「K」だ。


その意味は、


日本海を挟んで、友人であるべき国に告げられた、
太平洋を跨いで友人であるべき国から告げられた、


かなり真実味のある「命令」であった事だけ記録しておく。


怖い夢だった。


個人の記録として。




ENTERPRISE Out

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